医療事務ってどんな仕事?
20年間で3つのクリニックで医療事務を経験している私が教えますね。
医療事務と思うと、みなさん病院の受付に座っている人と言うイメージだと思います。
その通りですがただ座っているだけではないです。詳しく医療事務のお仕事をご紹介します。
医療事務のお仕事
受付業務
病院に入って患者さんが一番最初に行くのが受付です。
受付で初めて来る患者さんと再診の患者さんで対応が違いますが一番最初に患者さんと話す人になる為対応に気を使います。
病院の顔とも言われて最初の印象が一番大事な為、接遇マナーは必須です。
初診の患者さんの場合
- 保険証を預かる。
- 問診の記入をお願いする。
- 詳しく病院にかかった理由を聞く。
- 電子カルテやレセコンに新患登録をします。
- 診察券の発行
再診の患者さんの場合
- 保険証を確認する。(1か月に一度は確認が必要です。)
- 前回の受診から変わりがないかの確認
- 診察受付をする。
初診・再診ともに保険証の確認はとても大事です。保険証の情報が間違っていたら診療報酬の請求ができなくなるのでダブルチェックをするといいです。ほとんどの病院では2~3人の医療事務員がいるため、自分だけでなく他の事務員さんとダブルチェックをお勧めします。
会計業務
検査や診察が終わったら会計業務があります。
患者さんの保険証をもとに診療内容を確認して電子カルテ、レセコンにて計算を行います。
たまに検査や処置などを行ったのに入力が漏れている事があります。漏れていると請求漏れの原因となる為、医療事務員が確認します。
計算をして患者さんにお金をもらい領収書と処方箋と明細書、予約票を渡します。保険証と診察券も忘れずに返しましよう。
院内処方の時はお薬の説明をして薬剤情報提供書を渡します。
会計時には患者さんへ渡すものが多いため混雑時は間違えないように気を使います。
同姓同名の方がいて患者さん事態を間違えそうになったこともあります。
レセプト業務
レセプトとは会社などで使う請求書の様なものです。請求書がレセプト、発注や注文先が患者さんです。
レセプトは毎月の診療分を患者さん1人ずつ作成して保険元の国保連合会、社会保険支払基金に提出します。
毎月、10日にオンラインか紙レセプトにて請求を行います。
月末までの診療費を翌月10日までにまとめて提出しないといけないため、日常業務をしながらなので月末、月初は医療事務員にとって一番忙しいです。クリニックによっては残業があります。
その他
病院、クリニックには様々な仕事があります。
電話の対応。色んな病院の先生や看護師さんからの電話や患者さんからの電話たくさんかかってきます。ときにはセールスやいたずた電話もあるため電話の応対はかなり大変です。
消耗品の注文、買い出し。ネット注文して届いたものを各部署などに配達したり、近くのお店へ買い出しに行くこともあります。
さまざまな書類の作成。役所に提出するものや患者さんへ渡す書類などたくさんあります。
先生や看護師からの雑用などもたまにあります。
医療事務と言うと座ってゆっくりしているイメージの方も多いと思いますが病院の中のなんでも屋さんです。
色んな仕事があるんだね。
大変だけど、患者さんからありがとう。って言われるととっても嬉しいよ。
医療事務の一日
- 8:30
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仕事のはじまり。院内の掃除、クリニック周りの掃除を掃除します。
電子カルテ、レセコン立ち上げ。レジの準備をする。
- 9:00
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診察開始 電話の対応。患者さんのカルテ準備、診察が終わったら会計処理をする。
- 12:30
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午前の診察終了 休憩時間。医療事務は一クリニックに2〜3人体制が多いです。
交代で1時間休憩をとります。診察時間外でも電話や来客などあるため基本的には受付にいないといけません。
誰もいない間に消毒、換気を行います。今はコロナ禍なので消毒、換気を頻回に行わないといけません。
- 14:00
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午後の診察開始。クリニックでは午前中と午後は仕事が終わってくる人が多いので夕方が多いです。
空いている時間に書類やレセプトの準備等を行います。
- 18:00
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本日の診察終了。レジ締め、その日の患者さんから支払っていただいたお金があっているか計算をします。
消毒を行い。戸締りをする。
次の日健康診断や来院予定の患者さんの準備、把握をしておく。準備するだけで気持ちにも余裕がでておすすめです。
本日の業務終了です。お疲れ様でした。
まとめ
医療事務は皆さんが思っている以上に仕事があります。今回ご紹介した仕事は主に毎日している事なのでこれから詳しくご紹介していこうと思っています。
医療事務をしていて辛いときなどありますがやりがいもある仕事です。
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